もし自覚症状がない場合でも、むちうち症はしっかり検査して治療を受けることが重要です。むちうち症の大きな原因は、突然後方から激しい衝撃を与えられることでしょう。衝撃の規模次第では、ぶつかった直後に痛みを伴う場合と、全く無痛で済む場合に分かれます。もし激しい衝撃を与えられた時は、病院に向かう前に、ご自身で首を動かしてみて、痛むかどうかチェックして下さい。
前後左右ななめなど色々な方向に動かしてみて、動きはスムーズか、動かしても痛みは発生しないか、もし痛むならどの部位がどのぐらい痛むのかも把握しておきましょう。腫れの有無も実際に手で触って確かめておきましょう。もしむちうち症の疑いがある時は、痛みがあってもなくても、整形外科でじっくり診察して貰い、X検査で異常が発生していないかどうか確認してもらう必要があります。
検査を受けて、もし痛みもなく症状も軽度なら特に治療の必要はなく、何日間か安静状態を保ち、痛みが出ないかどうか状態をみます。多少の痛みを伴う場合は、局所固定によって安静にして、痛み止めといった薬剤が処方される運びになります。万が一むちうち症が重症になると、持続的な治療を行う必要があり、入院もしなくてはなりません。
むちうち症の痛みは消炎剤や鎮痛剤などで緩和することができますが、軽度なら治療して完治できる可能性もあります。治療は病院以外でも行われており、整骨院や針灸治療院などでは、むちうち症を原因とする筋肉の緊張を解きほぐし、血の巡りを良くすることで痛みを和らげるアプローチが試みられます。むちうち症によって発生する耳鳴りや吐き気などの症状は、自律神経のバランスを整えることで改善が期待できるそうです。